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ケアマネジャーは介護職の中でも上位資格であり、資格の取得も他の資格よりも難しくなっています。そんな資格を持ったケアマネジャーの仕事内容は、ケアプランの作成と介護保険を利用するために必要な申請作業を代行することがメインになります。その役割としては介護保険を受けるためのサポートと介護利用者の快適な介護生活をサポートすることです。
介護利用者の快適な介護生活をサポートするためには、一人一人の利用者の介護度に始まり、それぞれが希望する生活のスタイル、そして財政状況などを把握してその中で利用者本人の意向を実現できるかを考えます。そしてこれらの利用者本人の意向が最も実現できるプランを作成したものがケアプランとなります。このケアプランを作成するためには利用者とその家族のニーズの把握をしっかりと理解することも大事な仕事です。
そして介護保険法の改正によってサービスの内容が変わるといったことがあれば、その都度利用者に説明して対応することが求められます。介護保険に関する専門的な知識はもちろん必要ですが、フットワークの軽さや介護施設や医療機関との調整を行える能力も求められます。
ケアマネジャーは他の介護職と比べると資格を取得することが難しいといった点から資格手当てが高いため給料は高くなっています。平成27年度のケアマネジャーの平均年収は369万円となっており、同じ国家資格である介護福祉士の平均年収300万円と比べるとかなり高いということがわかります。しかし平成20年時点ではケアマネジャーの平均年収は380万円を超えていたことを考えると平成27年までの7年間で10万円下がっていることがわかります。そのためケアマネジャーは徐々に年収が下がっている職種でもあります。
ケアマネジャーは職場によっては平均年収から大きく下回り300万円を切ってしまうところもあります。ケアマネジャーの給料に関しては基本的にケアプランの作成報酬によります。ケアマネジャーが組織の利益として直接的に貢献することができるものがケアプランの作成となりますので、ケアプランの作成件数によって収入が変化すると言えます。
ケアプランは40件以上を超えると1件あたりの作成報酬が大幅に下がります。そのため仕事量と報酬のバランスが悪くなるためケアマネジャーの売り上げには限界があるのも事実です。また資格取得者も増えてきており、介護報酬が低下しているという点からも今後ケアマネジャーの年収が上がっていくことは期待できないということが考えられます。