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介護施設には必ず配置しなければならない配置義務のある職種がありますが、生活相談員は介護施設に1名以上の配置が義務付けられている職種です。介護士はイメージの湧きやすい仕事ですが生活相談員は、実際に勤務している人以外はどのような仕事をしているのかわからないという人も多いと思います。
まず生活相談員には相談業務があります。相談業務は利用者やその家族などから介護施設や利用するサービスの要望を聞き取り、現在どのようなことを求めているのかを把握することです。そして相談内容をもとにケアマネジャーなどに報告します。
そして相談業務で聞き取った内容から介護計画書の作成をし、作成した介護計画書は定期的に利用者の状況などから改善していく仕事があります。また介護料の請求に関わった経理関係の仕事もあるなど、仕事の幅が広い特徴があります。
その他細かい仕事を紹介していくと、施設見学の案内や利用に関する説明を利用者やその家族に行う仕事もあります。また施設に関することや施設を移るといった諸々の家族と相談することのほとんどは生活相談員が行います。そのため利用者の家族に対して施設の窓口として活躍することが基本の仕事とも言えます。また家族からなんらかの要望が出た際には、その要望を実際に利用者と接する介護士であったり他の職種に伝えたりすることなどもありますので多くの人と接する特徴もあります。
生活相談員の給料は基本的に介護福祉士よりも低くなることが多いですが、実は基本給はそこまで変わらないことが多いです。ではなぜ生活相談員の方が給料が低くなる傾向があるのかというと、介護福祉士は夜勤があり夜勤手当ての存在がありますが生活相談員にはないことに要因があると言われています。介護職は夜勤があれば1回につき5000円ほどが平均の夜勤手当てです。月に6回ある介護職と比べると30000円ほど開きが出ます。
生活相談員の給与は19万円ほどが平均となっておりますが、生活相談員の間でそこまで給料に差がでないことから手取りで20万円ある生活相談員はほとんどいないと考えられます。しかし生活相談員にも宿直がある施設もありますので、宿直がある施設で夜間に寝泊まりをすることで宿直手当てにより給与が高くなることが期待できます。施設によっては、宿直専門のスタッフがいて生活相談員に宿直の仕事がない場合もありますので事前に確認することは大切です。